ケガをした時どうする?すぐに自分でできる対処法!!アイシング
桜の花も満開ですね🌸
4月に入りだいぶ温かくなったので外でのスポーツも楽しいですね。
本日はマンボーがお届けいたします。
日常生活やスポーツをしていて、
ちょっとぶつけたり、ひねったりしていまうことは結構ありますよね。
そんな時は、まず冷やすことが大切です。
冷やすことをアイシングと言います。
【 アイシング 】
一般的にアイシング(冷やす)ことはかなり浸透しています。
しかし・・・・
ある患者様は受傷後お風呂でしっかり温めてマッサージをしたそうです。
その後シップを貼って様子をみていましたが痛みが強くなり来院されました。
詳しくお話を聞いたところ、
スポーツジムでトレーニング中に痛めてしまい、周りの友人達に「お風呂であたためて
マッサージをした方が良いよ。」と助言を受けてその通りにしたそうです。
確かに昔は温めていた時代がありました。
マンボーがまだ若いころ、ぎっくり腰や寝違えなどの急性症状では腰や首をあたためる
ことを治療としてやっているのを実際に見てきました。
予後もそんなに悪くなかった気がします。
元々は冷えでカラダが硬くなって痛くなったんだから温めるべき。そんな意味合いでの
処置だと思います。
そのころに治療を受けたことがある方は、「温める」のが大切だと思っているかもしれません。
医療や化学は新事実や新しい論文が出てくれば、今までの常識が180度変わってしまいます。
もしかしたら、10年後には「やはり温めた方が良い」と言うエビデンス(臨床的、科学
的根拠)が出てきて常識が変わるかもしれません(笑)。
現在では、外傷により損傷を受けた場合 R I C E(ライス)処置が大切というのが定説
です。
・R=Rest(安静)
・I=Ice(冷却)
・C=Compression(圧迫)
・E=Elevation(挙上)
を総称して R I C E と言います。
今回の患者様は、お風呂で温まり、マッサージをしてしまったとの事でしたので、
Rest(安静)、Ice(冷却)の意義をしっかりお伝えしました。
【 アイシングの方法 】
①温度・・・ビニール袋(氷嚢 or アイシングバッグがあると便利)に氷と水を入れる。
冷却温度が0℃以下だと凍傷になる恐れがあります。
必ず水も入れて氷を溶かす状態で使用する。
アイシングバッグの場合は直接でも良いが、タオルなどに包んで患部にあ
てる。
②時間・・・15分~20分程度
強い冷感 ⇒ 灼熱感 ⇒ 疼痛 ⇒ 感覚消失の順で感じて、
感覚が消失するまでに約15~20分かかると言われています。
感覚がなくなったらアイシングを終了する。
③インターバル・・・急性外傷の場合、15~20分のアイシングを間隔を空けて24時間~
72時間維持する。(損傷の程度に応じて行うが、当院では2、3時間空けて
いただいています。)
※寒冷アレルギーの方は行わないでください!(蕁麻疹が出る)
※保冷剤はなるべく避けた方が良いです。(凍傷になりやすいため)
どうしても保冷剤しかなかった場合はタオルなどに包んで直接皮膚にあたらないよう
に使用してください。
※アイシング時には Elevation(挙上)を忘れずに。
絵はへたくそです。